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茶城 藤田園

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お茶の種類と効能

お茶の種類と効能

朝宮茶の起源

1,200年の昔、聖武天皇が、この信楽の地に都を作られました。時は同じころ僧最澄(伝教大師)は、中国より茶の種子を持ち帰り、「比叡山麓」および、「朝宮の岩谷山」に植えられたのが茶業の始まりです。

信楽焼きとならぶ朝宮茶は、古くから培われてきた人と自然が共存する素晴らしい風土が根付いています。また、信楽高原のきれいな水と空気、輝く太陽のもとで生産され、味がよく香気にすぐれた日本の代表的な銘茶です。

 

朝宮茶の作り方

お茶は、椿やさざんかと同じ種類でさざんか科の亜熱帯植物です。日本では北海道、青森では椿やさざんかが無く、茶の栽培ができません。お茶の新芽は 立春(2月4日)から数えて88日目にあたる5月2日か3日ごろです。少し科学的に言うと立春から毎日の平均温度を加算し、その積算温度が1070度に なったときが摘採時期です。

茶の葉は加工方法によって緑茶、紅茶、ウーロン茶、いずれにでも作ることができます。茶の葉を摘んでそのまま放置すれば自然に発酵酸化して紅茶にな ります。これが発酵茶です。一方茶の葉を摘んで2時間以内に蒸気で蒸して茶の酵素が発酵しないように加工したものを緑茶、これが不発酵茶です。また、紅茶 (発酵茶)と緑茶(不発酵茶)の中間がウーロン茶、いわゆる半発酵茶です。

緑茶には、煎茶、玉露、抹茶があります。煎茶と玉露、抹茶は栽培法により異なります。煎茶は太陽の光を100%受けます。また玉露、抹茶は新芽の出る時期から直射日光を80%以上さえぎって(遮光)栽培したものです。いずれも加工方法は同じです。

 

朝宮茶の出来るまで

<茶畑>

  1. 摘みとり 茶の葉は手摘み、茶摘機などで摘みとられ、茶工場へ運ばれます。

<荒茶製造工程(荒茶工場)>

  1. 蒸 し 茶の葉を蒸気で蒸します。
  2. 冷 却 茶の葉の表面の水分を取り除きながら冷やします。
  3. 粗 揉 熱風で揉みながら乾かします。
  4. 揉 捻 茶の葉に力を加えて水分の均一をはかりながら揉みます。
  5. 中 揉 茶の葉を再び熱風で揉みながら乾かします。
  6. 精 揉 茶の葉に熱と力を加え形を整えながら乾かします。
  7. 乾 燥 茶を十分乾かします。

< 仕上げ製造工程(仕上げ工場)>

  1. 選 別 荒茶は形が大小さまざまな状態で混じりあっているので、ふるい分け、きれいに形を整えます。
  2. 乾 燥 茶をさらによく乾燥させると同時に独特のお茶の香りを作り出します。
お茶の種類と効能

< お茶の種類一覧表>

<お茶の効能>

タンニンという物質はお茶の渋みの元となり、解毒の効果を持ちます。これは渋みがたんぱく質を凝固させる性質を持ってお り、この働きが殺菌効果をもたらすからです。いま話題になっているカテキンは、タンニンの仲間で、渋みが人の体内では大変有効に働いていることが明らかに なりました。

また肥満のもとになる悪玉コレステロールを分解し、肥満防止に効果が発揮されます。昭和大学医学部の島村教授の研究から「0-157に緑茶が効く- カテキンに殺菌作用がある」と、平成8年8月に発表され、注目を集めました。インフルエンザの予防にお茶のうがいがよいとお茶の持つ抗菌作用が認められま した。

またお茶を飲むとコレステロールが除去され血行がよくなり血圧が下がる、ガンなどの予防にお茶が役立つというような統計も出ています。最近ではエイズの予防にも有効だと発表されました。

カフェインは、苦味があるがタンニンの渋みと合わさるのでカフェインだけ感じることは極めて少なくなり、また覚醒作用を 持っています。人体にとっては、胆汁の主要成分となり五臓にとって主要な働きをします。利尿効果があるのは腎臓の血行がよくなって、尿がどんどん作られる ようになるからです。

アミノ酸は、緑茶に多く日本茶の主要成分です。タンニンとアミノ酸のバランスによってその味が微妙に違っています。飲んで甘味を感じる成分がテアニン〔アミノ酸〕です。

このテアニンは、大脳の働きを助ける効用を持って、頭をよく使う人や受験生にとって日本茶がもたらす効果はとても大きいものです。テアニンは、太陽光線を少なくしたほうが多くなります。だから茶摘時期に茶畑に被覆をし、太陽光線を制限して品質の向上を図っています。

ビタミンおよび微量成分として日本茶には、ビタミンCがたくさん含まれています。ビタミンCには壊血病の予防に効果があります。日本茶にはこのほかに、ビタミンА、D、E、B1、B2が含まれており、これらのビタミンが相乗効果を発揮して人体にその効用が表れます。

その他微量成分としてカリウム、マンガン、りん、亜鉛、銅、セレン、フッ素、も含まれています。フッ素は虫歯予防に効果があり、亜鉛、銅、セレンな ども成人病、ガン、老化防止などに作用しているのではないかという研究発表もされ、お茶が、人の健康体を守る「機能性食品」として認められるようになりました。